景気の四季ポートフォリオ 検証

1988-01 〜 2026-06(462か月=38.5年)/円建て・配当込み

四季判定ルール(米国CLI・N=1前方確定版)

過去データのみ参照(後出しじゃんけんなし)。OECD 米国CLI(振幅調整済)を使い、以下の状態機械で毎月判定する。

🌱 春
谷が確定した月から。
谷確定=谷月+4か月(反発確認3か月+公表ラグ1か月)。CLIが100以上になったら夏へ。
☀️ 夏
CLIが100以上になった月。
CLIが100超の状態で前月比下降が1か月確認できたら秋へ。
🍂 秋
CLIが100超+1か月連続下降で秋入り。
CLIが100未満かつ前月比下降が1か月確認できたら冬へ。100超に戻れば夏へ(逆行あり)。
❄️ 冬
CLIが100未満かつ1か月連続下降で冬入り。
次の谷確定で春へ。

谷の検出:前の谷から30か月以上経過後、CLIが100を下回り、その後3か月連続上昇したら下回った期間の最安値月を谷とする。  |  季節の逆行:一時的な100割れから回復した場合に秋→夏の戻りが起こりうる(1988〜2026年で1回)。  |  成績(1988-01〜2026-06):年率9.75%・最大下落率▲25.4%・組み替え35回・戻り1回・現在地:夏(2025-11〜)。

前提の設定

表示する系列

配分プリセット:

後方修正なし:各月時点で確定していた季節をそのまま採用(後から谷が判明しても過去は書き換えない・より現実の投資判断に近い)。

季節ごとの配分(%。合計100になるよう自動で正規化)

季節外国株日本株米国債守り米ドル
春・夏
秋・冬

シナリオ1の配分(%。合計100になるよう自動で正規化)

季節外国株日本株米国債守り米ドル
春・夏
秋・冬

シナリオ2の配分(%。合計100になるよう自動で正規化)

季節外国株日本株米国債守り米ドル
春・夏
秋・冬

景気の四季(米国CLI・N=1前方確定版)

過去のみ参照。CLIが100超+1か月連続下降→秋、CLIが100未満+谷確定→春 など状態機械で判定。

米政策金利(実効FFレート)と四季

FRED実効フェデラルファンドレート(EFFR)。季節帯は米国CLIによる四季判定と同じ。

ドル円と四季

米ドル/円 相場。季節帯は米国CLIによる四季判定と同じ。

S&P500・日経平均(指数化・対数)と四季

配当無し(価格指数)。表示期間の先頭を100として指数化。左軸・対数目盛り。季節帯は米国CLIによる四季判定と同じ。

選択資産の年次パフォーマンス(勝率・下落年比較)

検証期間の開始月を起点に12か月ごとに区切った「年」で集計します(例:開始が1996/6なら1年目は1996/6〜1997/5)。12か月分のデータが揃わない年・資産は集計から除外します。

資産ごとのプラス年比率

資産検証年数プラス年数プラス比率マイナス年数マイナス比率
4資産に25%ずつ固定38年29年76.3%9年23.7%
(本書)資産配分を季節で組み替え38年31年81.6%7年18.4%
オルカン38年26年68.4%12年31.6%

選択資産(4資産に25%ずつ固定・(本書)資産配分を季節で組み替え・オルカン)がすべてマイナスだった年:7年 / 38年(18.4%)

参考:全期間(データ全体・検証期間の選択に関わらず)でのマイナス年比較

資産検証年数マイナス年数マイナス比率
4資産に25%ずつ固定43年7年16.3%
(本書)資産配分を季節で組み替え43年7年16.3%
オルカン43年9年20.9%

選択資産(4資産に25%ずつ固定・(本書)資産配分を季節で組み替え・オルカン)がすべてマイナスだった年(全期間):7年 / 43年(16.3%)

年ごとのマイナス資産比率

年ごとの明細

4資産に25%ずつ固定(本書)資産配分を季節で組み替えオルカンマイナス比率全資産マイナス
1988/1〜1988/1218.7%14.1%27.8%0.0%
1989/1〜1989/1223.6%27.4%35.3%0.0%
1990/1〜1990/12▲15.9%▲17.4%▲21.1%100.0%
1991/1〜1991/124.2%6.4%10.2%0.0%
1992/1〜1992/12▲3.3%▲3.2%▲4.3%100.0%
1993/1〜1993/1211.1%7.4%11.7%0.0%
1994/1〜1994/12▲6.5%▲7.2%▲6.1%100.0%
1995/1〜1995/1217.1%22.2%23.5%0.0%
1996/1〜1996/1210.4%15.7%27.4%0.0%
1997/1〜1997/1210.4%18.2%28.8%0.0%
1998/1〜1998/12▲2.0%2.9%5.8%33.3%
1999/1〜1999/1211.8%12.3%15.1%0.0%
2000/1〜2000/122.8%13.4%▲4.0%33.3%
2001/1〜2001/125.9%19.4%▲3.5%33.3%
2002/1〜2002/12▲7.9%▲16.0%▲26.6%100.0%
2003/1〜2003/1210.9%15.7%21.6%0.0%
2004/1〜2004/126.7%4.9%10.7%0.0%
2005/1〜2005/1227.6%23.2%28.3%0.0%
2006/1〜2006/1212.0%10.1%22.7%0.0%
2007/1〜2007/123.5%5.2%5.2%0.0%
2008/1〜2008/12▲27.4%▲19.1%▲52.8%100.0%
2009/1〜2009/1214.2%23.4%39.1%0.0%
2010/1〜2010/121.4%0.6%▲1.4%33.3%
2011/1〜2011/12▲3.2%2.2%▲11.6%66.7%
2012/1〜2012/1220.6%25.0%31.3%0.0%
2013/1〜2013/1228.6%34.4%50.1%0.0%
2014/1〜2014/1216.4%20.4%19.4%0.0%
2015/1〜2015/121.8%1.2%▲1.5%33.3%
2016/1〜2016/121.6%4.8%5.2%0.0%
2017/1〜2017/1211.8%15.7%20.4%0.0%
2018/1〜2018/12▲7.3%▲3.5%▲11.3%100.0%
2019/1〜2019/1215.5%17.8%26.1%0.0%
2020/1〜2020/129.4%10.4%11.0%0.0%
2021/1〜2021/1215.1%20.3%32.8%0.0%
2022/1〜2022/12▲2.4%▲2.8%▲6.0%100.0%
2023/1〜2023/1220.4%22.7%31.2%0.0%
2024/1〜2024/1221.0%26.3%31.6%0.0%
2025/1〜2025/1223.7%24.4%22.5%0.0%

期間別年率リターン

系列過去3年過去5年過去10年過去20年過去30年選択期間
4資産に25%ずつ固定18.8%15.1%12.4%8.4%7.9%7.4%
(本書)資産配分を季節で組み替え21.9%17.0%15.4%11.8%11.0%9.9%
オルカン25.0%20.3%18.7%10.9%9.9%9.7%

各期間の末尾は検証期間の終了月。データが足りない場合は「—」。

グラフ(表示する期間を選択・複数可)

期間別年率ボラティリティ

系列過去3年過去5年過去10年過去20年過去30年選択期間
4資産に25%ずつ固定9.2%9.1%8.4%10.3%10.0%10.0%
(本書)資産配分を季節で組み替え10.2%9.7%9.6%11.0%11.0%11.1%
オルカン12.5%14.3%15.2%18.5%17.9%17.1%

各期間の末尾は検証期間の終了月。データが足りない場合は「—」。年率ボラ=月次リターンの標準偏差×√12。

グラフ(表示する期間を選択・複数可)

季節ごとのリターン・リスク

系列
4資産に25%ずつ固定10.4%
(149ヶ月)
12.5%
(75ヶ月)
9.6%
(135ヶ月)
▲0.7%
(103ヶ月)
(本書)資産配分を季節で組み替え13.7%
(149ヶ月)
16.9%
(75ヶ月)
10.4%
(135ヶ月)
2.0%
(103ヶ月)
オルカン17.6%
(149ヶ月)
23.3%
(75ヶ月)
14.4%
(135ヶ月)
▲7.8%
(103ヶ月)

選択期間内の各季節に該当する月次リターンを平均し、年率換算((1+平均月次リターン)^12−1)したもの。()内はその季節に該当した月数。

季節ごとの年率ボラティリティ

系列
4資産に25%ずつ固定9.2%
(149ヶ月)
10.1%
(75ヶ月)
8.1%
(135ヶ月)
12.6%
(103ヶ月)
(本書)資産配分を季節で組み替え11.9%
(149ヶ月)
11.4%
(75ヶ月)
7.7%
(135ヶ月)
13.0%
(103ヶ月)
オルカン16.3%
(149ヶ月)
14.1%
(75ヶ月)
13.4%
(135ヶ月)
22.5%
(103ヶ月)

季節ごとの月次リターンの標準偏差×√12。サンプル数(月数)が少ない季節は数値が不安定になりやすい点に注意。

グラフ(季節ごとの年率ボラティリティ)

グラフ(季節ごとの年率リターン)

比較

持ち方年率最大下落率年率ボラ100が最終的にマイナスの暦年組み替え回数組み替え頻度
4資産に25%ずつ固定7.38%▲33.2%10.0%1,5539 / 38年23回1.7年に1回
(本書)資産配分を季節で組み替え9.87%▲24.4%11.1%3,7447 / 38年23回1.7年に1回
オルカン9.74%▲61.4%17.1%3,58112 / 38年

最大下落率=高値からの下落幅(ドローダウン)。月末値ベースのため、月中の安値は含まない。

年率リターンと最大下落率

リバランスの許容度と成績(年率リターンと最大下落率)

各資産の比率が目標配分±A%以内ならリバランスしない(放置する)ルール。許容幅Aを A0=0%(毎回きっちり戻す)/A1=1%/A2=2% で比較。日本国債・ゴールド・日本株の順に判定し、外国株・米国債にはこのルールを適用せず残り枠を目標比で按分する。複数資産ポートフォリオ(本書・シナリオ1・2)のみが対象で、単一指数や4資産25%固定には影響しない。

凡例のA0/A1/A2が許容幅。実線=年率リターン、右側=最大下落率。許容幅を広げるほどリバランス頻度が下がり、成績がどう変わるかを見る。

年率リターンとボラティリティ(棒グラフ)

年率リターンとボラティリティ(散布図)

横軸=年率ボラティリティ(標準偏差×√12)、縦軸=年率リターン(CAGR)。右上ほど高リターン・高リスク。

累積推移(通常目盛)

高値からの下落率

下落からの回復にかかった月数

系列最大下落率平均回復
回復した局面の平均
中央値
回復月数の中央値
最長水没
連続で元本割れした最長期間
回復した局面数未回復の最大下落

回復期間=高値(過去最高値)を更新してから下落し、再びその高値を上回るまでの月数。閾値以上まで下がった局面のみ対象。最長水没は、一度高値を割ってから戻るまでで最も長かった連続期間=「何年連続で含み損に耐えることになるか」の最悪ケース。月末値ベース、全期間(1982-11〜)で計算。
※平均・中央値だけを見ると誤解が生じやすい。荒い資産(オルカン等)は「浅い調整の即回復」を多数記録し中央値が短く出るが、その裏で少数の壊滅的な長期低迷(最長水没)を抱える。下の「主な下落局面ごとの回復月数」で同じ事件を横並び比較すると実態が分かる。

主な下落局面ごとの回復月数(横並び比較)

同じ下落局面で各系列を横並び比較。数字は「下落率/再び下落前の水準を回復するまでの月数」。まだ回復していない場合は「未回復」。各事件は世界株の高値月を共通の起点とし、全系列を同じ月から測って公平に比較している。上の「主な下落局面」表と同一の定義。要約統計では見えにくい「同じ事件でどれだけ差がつくか」が分かる。

主な下落局面

局面4資産に25%ずつ固定(本書)資産配分を季節で組み替えオルカン
ブラックマンデー(1987〜88年)▲16.5%▲16.7%▲29.0%
日本のバブル崩壊(1990〜92年)▲21.1%▲22.7%▲27.0%
ITバブル崩壊(2000〜03年)▲7.4%0.0%▲38.4%
リーマンショック(2007〜10年)▲32.9%▲23.6%▲61.3%
コロナショック(2020年)▲7.5%▲13.8%▲21.8%
金利上昇局面(2022〜23年)▲3.8%▲3.2%▲7.3%

「実際に◯年持ったらどうなるか」の検証

開始月を1か月ずつずらして、すべての◯年間を計算した結果です。平均ではなく、実際に体験する典型値を見るための集計です。

持ち方元本
(万円)
期末の時価
中央値(万円)
同 最悪同 最良年率
中央値
期末リターン
中央値
同 最悪同 最良元本割れだった
期間の比率
期末が
元本割れ
4資産に25%ずつ固定1,0003,1901,9105,0935.97%219.0%91.0%409.3%5.5%0.0%
(本書)資産配分を季節で組み替え1,0005,6873,0179,4529.08%468.7%201.7%845.2%4.9%0.0%
オルカン1,0003,3811,7548,0076.28%238.1%75.4%700.7%13.0%0.0%

開始月をずらした223通りの20年間を集計。最初に1,000万円を一括で買った場合。元本は1,000万円。年率は期末の時価から逆算した年率。税・手数料は含まない。

開始月ごとの年率リターン(買った月で結果がどれだけ変わるか)

横軸は買い始めた月。その月から20年持ちきったときの年率リターン。最後の点は2006-07開始(2026-06終了)。

保有年数を変えたときの「期末リターンの中央値」

保有年数を変えたときの「元本割れだった期間の比率」

利回りの威力(積立シミュレーション)

想定利回り元本到達額うち運用益元本の何倍か
年3%2,040万円3,539万円1,499万円1.7倍
年5%2,040万円5,346万円3,306万円2.6倍
年7%2,040万円8,340万円6,300万円4.1倍
年8%2,040万円10,533万円8,493万円5.2倍
年9%2,040万円13,390万円11,350万円6.6倍
年10%2,040万円17,127万円15,087万円8.4倍

毎月末に積み立て、月次複利で運用した場合。税・手数料は考慮していない。

出典と注意点